自作30P12真空管シングルアンプ

MJ誌に記載の回路図を参考に製作しました、30P12真空管シングルアンプになります。
入力1、出力1のシンプルなステレオパワーアンプです。初段はEBC81、出力段は30P12の真空管を使用しています。両、真空管とも入手しにくかったので、通常より少し高くついてしまいましたが、なんとか手に入りましたので、これもお付けした価格になります。
メインの部品は、国内メーカーのしっかりした新品を使用してあります。出力トランスは余裕を持った容量の物を使用していますので、フルパワーでも音の破綻はありません。
入力 RCA端子R.Lインピーダンス100kΩ
出力 スピーカー端子R.L インピーダンス8Ω、1.8W×2
外寸、27(W)×13(H)×20(D)cm
電源入力100V 3Pインレット仕様です。(電源ケーブルは別途必要になります。)

試聴した感じですが、真空管らしい、リアルで有りながら、クセの無い素直できれいな音色です。分解能、定位感も良く、各楽器、パートの音もしっかり聴き取れます。ハム音もかなり能率の良いスピーカーでなければ、耳を近付けてもほぼ聞こえません。
ボーカルのバラードや室内楽等、うっとりと聴き入ってしまいます。
1.8Wと小出力なので、広い部屋で大迫力で鳴らすのは無理ですが、6～8畳以内の広さでしたら、十分な音量が感じられます。ちなみに、自分の部屋は8畳ですが、スピーカー次第で、オルガンの低音まで、しっかりと鳴ってくれました。
リビングでのBGMとして、又は書斎や寝室などでニアフィールドリスニングとしてお使い頂く事も出来ると思います。

小さくても本格的な真空管アンプの音を感じて頂けると思います。

質問等御座いまたら、遠慮無くコメント下さい。

よろしくお願い致します。

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